りっとの部屋

映画とか、日常とか、ゲーム開発とかを綴ります。

またオトナになりました。

「〇〇さん顔が死んでますよ?」

 

最近バイト先で一日一回は聞くようになった。

 

どうやら僕の顔の怖かったり、何かあるように思えるほど暗い顔をしているらしい。

 

僕自身、意図してその顔をしている訳ではなくて、自然とそうなっているのだ。

 

そして、何よりもこの一件の問題は、人が本気で怖いと思ってしまってることにある。

 

以前学校でも、椅子から立ち上がる時の顔が怖い。

 

とか、人を殺すような目つきとか、高校の帰りに他校のギャルに、自転車で何メンチ切ってんねんと通りすがりに言われたこともあった。

 

そうか、僕はどうやら怖い顔らしいと自覚し始めて、バイト先では接客用の顔しかできなくなったし、基本一人でいるときの顔、つまり普通の真顔を他人の前に出すのがとても嫌になってしまった。

 

気を抜けばいつでもその真顔が出現するので、バイト中なんかはよく言われるようになってしまったのだが。

 

とはいえ、自慢でも何でもないが、バイトでは役職をいただいているので、時間帯の仕切りを任されることも多いわけだ。

 

上がそんな顔をしていたら当然下も、何かあったのかなと思うのは至極全うのことで、むしろあの人今日機嫌悪いからみたいなので仕事が疎かになる可能性だってある。

 

だからこそ、基本的に真顔を晒すというか、本当の自分を晒すというか、そういったことが怖くて仕方ない。

 

女の子が複数いる現場なんて今でもチョー怖いし、笑ってたら自分笑われてるって思うし、誰もお前のことなんて気にしてないのに人一倍敏感になる。

 

でも最近思うことがある。

 

そうか、こうやって周りのことを考えて、自分を隠すというか、周り主義になることはオトナになるということなのかと。

 

オトナというところから、最近本当に歳を取ったのか・・・と思うことがあった。

 

”結婚”だ。

 

基本、インスタは高校時代の知り合いとか、中学時代の知り合いとか、そういった直接的な関わりがある人のみを見ている。

 

そんな中、高校の同級生が幸せそうに、妊娠したことを上げてていたり、付き合い長いカップルとか、高校時代から覚醒して、なんか手が届かないような人になっちゃた人もいる。

 

正直、後者の方は別にどうでもよくて、もっと若造だったときにもそういった奴はいたから、別に特別実感することはなかった。

 

だが、結婚だけは、法律で16、18以上じゃないとできないし、それこそ20歳というのは人生の大きな一区切りなのだ。

 

恐らく、このブログを読む層は、僕より年齢が上な人が圧倒的多数なので、

「おいおい、お前はまだ若いし20じゃん!」

というツッコミが待っているはずだ。

 

とはいえ、ここまで20歳で変わるのかと思った。

 

10年前なんて小学校で二分の一成人式なんてやってたのに、成人式を成人していないのに迎えて、20歳になったと思ったら、もうそんな歳になったのかと思ってしまった。

 

同時に、これ俺結婚できないだろ!という思いが込み上げてきた。

 

女性との出会いが一番多かったはずの高校でできた彼女とは別れたし、今の学校もこれから先の社会でも、恐らく出会いの機会がそもそもない。

 

これは今のバイト先の人と話していたのだが、これはここで探して作るしかないぞ!なんて話にもなったこともある。

 

いやそれは無理でしょ~なんて言いつつも、この結婚という文字がちらついているから、恋愛は大事なんだなとも思う。

 

が、恋愛をするとどうなるかというと、よく言うのが面白くなくなったというものだ。

 

僕の場合特殊で、尖りの時期が高校がマックスなので、彼女ができたからあの尖りがなくなったというのはないのだが、彼女と別れてからノンストップで制作を続けてこれたのも、どこかその、劣等感というか、ルサンチマンというかそういったものを再び思い出すことができた。

 

前作のシナリオなんて、間違いなく別れていて、この心理状況だったからこそ、描けたものだと思っている。

 

だからこの、恋愛と制作という僕にとって相反するものを、どうにかミックスできないのかと思う。

 

何言ってんだお前って言われるかもしれないが、

 

だから周りには、

「いや~でもさ、俺恋人ができたらクリエイターとして死ぬ気がするんだよね。」

 

と言って、自分があたかも興味あるけどできないんだよねという謎のハスりを見せてしまうのだ。

 

だがしかし、やっぱりスーパー行くときとか、それこそバイト先とか、手を繋いで幸せそうにしてるカップルとか見ると、

 

ほんとに、

「あ~、恋愛楽しいだろうなぁ!(大声)」ってことをひたすら心の中で叫びながら、僕はひたすらその場にあった顔をしてごまかす。

 

高校の頃なんかは、普通に彼女欲しい~なんて周りと笑いながら言い合ってたけど、今は前の顔の話だったり、妙に結婚をありもしないのに意識したり、いつの間にか、オトナなっていた。

 

オトナになるって、めんどくさい。

 

 

 

 

りっと。

デビュー失敗。

昔から、周囲とのズレに悩んでいた。

 

昔はちょっとしたことですぐ泣いていたし、見るテレビも、生活周期も規則正しすぎたが故に、テレビドラマの話なんか全くついていけなかった。

 

ゲームもそうで、小学生の頃は30分、長くて1時間と決められていた。

 

父親が昔から本当に怖くて、高校受験期間中も、机の引き出しに隠しながらやったりもした。

 

勿論何回もバレてこっぴどく怒られたけど。

 

遊ぶ暇があるなら、勉強や練習をしなさい。

 

そんな家庭で育ってきた。

 

そんな僕は、下ネタすら知らず、可愛い男性器の呼び方や、うんこが最高の下ネタだと思っていた。

 

周りはそんな僕を置いていくかのように、色んなことを吸収していた。

 

勿論下ネタも例外ではない。

 

中学生になっても、ズレは変わらず、キャラがないといけないと感じた僕は、中学の所属していた野球チームの柄に合わせて、悪い奴になろうと思った。

 

今考えれば、とんでもない悪手である。

 

加えて、とても痛い。痛すぎる。

 

その後、周囲のオタクな奴らに影響されて、今度は俗にいう二次元の世界に触れ始めた。

 

当時、リーガルハイが流行していたり、ライアーゲームが好きだった僕は、喧嘩よりも口論で勝てれば世間的にうまくやれるのではと考えたのだ。

 

これは実際、痛いことには痛いのだろうが、実際今のSNSを見ていると、過去の自分がうじゃうじゃいて気持ち悪い。

 

今も稀に、自分の意見を発信することがある。

 

俗に言う、社会に切り込むマンだ。

 

だがこれもこれで、周りからは避けられる対象になる。

 

高校に入って、中学デビューを華麗に失敗した僕は、地元の中学からは一人しか行っていない高校に行くことになった。

 

僕の学力は、先ほどの悪い奴というキャラのせいで、授業は寝てばかりで、サボリ癖がついていたせいで、学力はざっと偏差値40あるかどうかだった。

 

それでも、入試の二週間前に、平方根が何たるかを理解し、公立校前期入試でルートの計算ができたときには感動したものである。

 

苦労したからこそ、なんとしても失敗は許されなかったのだ。

 

だが、またしても失敗した。

 

昔から様々なことに影響を受けてきたせいで、高校時代に日本語ラップにドはまりした。

 

Creepy Nutsを高1から聞き漁り、見事なまでに、R-指定とDJ松永のキャラに毒されたのだ。

 

その結果、花形部活の野球部で、超がつくほどの捻くれナナメ尖り野郎が爆誕したのだ。

 

しかも野球部なのに、女子とは微妙にしか話せず、これも失敗したと思っている。

 

そもそも、小学生の頃は女子から嫌われていたし、中学は言わずもがな上記のことが原因で、女性と話す経験が極端に欠落していた。

 

さらに今後の人生で、高校生活が女性とお話しする機会が人生の中で最も多く、今なんてほぼ皆無に等しいからだ。

 

過去に戻れるなら、中学あたりまで戻って強くてニューゲームしたいものだ。

 

話は戻って、そんな僕にも、人生初彼女ができたことがあった。

 

これが花形部活効果か!

 

と、実感していた。

 

高1の秋口は、僕にとってかなりうまい方向に進んでいて、部活はレギュラーだったし、彼女もできたし、今もお世話になってる団体との出会いがあったりと、今の僕に直接的につながることが多い。

 

だが、人生初の彼女も、あっさりとデビュー失敗する。

 

内容は伏せるが、いやこんな昼ドラ展開高校で味わうのかよ!って真実を知ったときに絶句した。

 

その五年後に、またもや昼ドラ展開を喰らわされるのは、また別の話だが。

 

そんなこんなで、高校生活では仲良くしていた友達も、会えば会話する程度で、今も連絡を取っている奴なんてほんとに数人しかいない。

 

そして高校を卒業して迎えた大学デビュー。

 

大丈夫、俺はもう何度もデビュー失敗してる。

 

だから失敗しないノウハウはもう掴んでいる。

 

とても簡単なことで、キャラをガチガチに固めると失敗するのだ。

 

加えて、引きすぎるのも、攻めすぎるのもよくない。

 

この塩梅が難しいのだが、僕にはある自信があった。

 

当時、僕は社会人野球も同時に選手としてプレーしていたことに加えて、学校がどちらかと言うと「陰」が集まる学校だったこと。

 

花形部活に所属していたことや、高校時代までの経験から、絶対的な失敗しない自信あったのだ。

 

だが、ここまで考えていた僕の発想は、この大学という場所では通じなかった。

 

というか、僕が何もしなくても、勝手に周りが爆発していった。

 

ざっくり説明すると、基本的に大学デビューでやりがちなのは、制服から私服登校に変わることにより、ファッションセンスが必要になる。

 

そのファッションセンスを飛躍的に上げようとした奴が、いきなりテーラードジャケットとかを着てくるのだ。

 

そして髪型。

 

頭髪の奇抜さだけではなく、パーマを当て、カラーを入れる。

 

しかも茶髪で止まってればまだしも、ここで青や赤、紫とか入れてくると確実に死ぬ。

いやほんとに死んじまうのだ。

 

とはいえ、ここはルックスがあれば生き残れる可能性もある。

 

が、先ほども言った通り、「陰」なのだ。

僕含めた「陰」が上記のことをしてしまうと、確実に合わないのだ。

 

圧倒的違和感。

 

それが周りを見渡せばいっぱいいた。

 

絵にかいたようなオタクって感じの服装もいて、これ何もなくてもデビューできるじゃんと感じた。

 

初めて、大掛かりなデビューに成功した瞬間だった。

 

だがその裏でデビューに失敗していた。

 

そう、野球の方だ。

 

高校野球を引退して、しばらく草野球をしていたが、どうも肌に合わず、もっとピリッとした環境でやりたいと感じたのだ。

 

その結果、当時の顧問に紹介され、社会人野球の道へと進むことになった。

 

元々続けても1年、もしくは2年と決めていたので、高校からの延長戦のつもりだった。

 

だが、ブランクが大きかったのと、毎日練習できないこともあり、高校時代とは打って変わったプレースタイルになってしまった。

 

結果、アンダースローで期待されすぎて、開幕投手に指名。

 

3回2失点のほろ苦いスタートになった。

 

ここでもまた、デビューに失敗したのだった。

 

思い起こせば、色んなデビューを失敗してきた。

 

運転デビューも失敗したし、記憶に新しいことで言えばコンテストデビューも失敗した。

 

失敗の連続だった人生だった。

 

この流れ、僕は既に勘づいている。

 

小学・中学・高校・大学・社会人野球デビュー、1勝4敗。

 

大きいイベント毎の勝敗は大きく負け越している。

 

就活デビューや社会人デビューは、本当に大丈夫なんだろうかと思う。

 

だが、ついこの間、学生生活で最大とも言える失敗をぶちかました。

 

このことは、秋口にブログに書くか、もしくはもっと後にでも公開しようと思うが、その失敗に比べれば、これ以降の失敗は正直敵ではないと思う。

 

この前、映像制作の有償依頼が来た。

勿論二つ返事で請け負った。

 

有償案件なら流石にクリエイターを名乗ってもいいのではと思う。

 

クリエイターデビューは失敗できないな、責任もあるしな。

 

畜生考え事してたら、ピザで手を火傷してしまった。

 

クリエイタデビューよりも、親を起こさずにピザを焼くデビューに、失敗したかもしれない。

よふかし。

それは唐突だった。

 

特に何かトリガーになるようなこともしていないが、突然夜に散歩に行きたくなった。

 

思えば、まともに運動もできていないし、外出自粛の影響を受けて、外出しても食料品を買いに行くために出るくらいだ。

 

政府曰く、散歩なら問題なく、人との距離を避ければ問題ないとのことなので、大体時計の針が12を回った頃、寝静まった家の玄関を開けた。

 

妙に気持ちが昂り、ドアを開けるのもゆっくりと開けて、家族にはバレない様に外へと出る。

 

まずはそのミッションをクリアし、物音を立てないようにドアを閉める。

 

たったこれだけなのに、僕は笑みをこらえきれない。

 

多分、それは修学旅行の夜に、トランプをして、消灯だと言われれば寝たふりをし、ドアが閉まったのを見計らってゾンビのように起き上がる。

 

そして、そこから先は禁断の恋バナ。

または男性諸君ならその延長戦、所謂下トークに会話を弾ませるはずだ。

 

まさにこれと似た感情だった。

確実につまらないわけがない。

 

旅先で、夜の街を徘徊するのと似たような感覚だろう。

この表現のほうが分かりやすかったかもしれないが。

 

そういった感情は間違いなく、運動していないが故に起きる現象だろう。

たまに懐かしくなって見てしまう映画や、なぜかふとした瞬間に食べたくなるジャンクフード。

 

体が無意識のうちにそろそろこれが欲しいと言ったのだろう。

加えて、謎の夜のテンション効果が増幅してくる。

 

当然楽しくなるはずだ。

 

この日の夜は、自分の学校区を一周グルっと周ってみた。

 

まだ桜が見ごろだったため、夜の桜を独占しながら歩くことができた。

 

人の目を気にすることなく、イヤホンから音楽を垂れ流し、少し飽きれば環境音に耳を傾ければいい。

 

それだけで違った世界を見ることができた。

 

また違った日は、今度は逆方向に行こうと思い、万博公園の方へと歩いていく。

 

基本的に、自転車での移動がメインだった僕にとって、隣駅から先は自転車でしか行けない未知の領域だった。

 

体力的にまだいける気がして、もう一駅先まで歩いてみることにした。

 

帰りは線路に向かって反対側の道を歩いてみて、新しい道を開拓してみた。

 

ここに繋がるのか~なんて思いながら、夜のほとんどいない街を楽しんだ。

 

少し話は逸れるが、僕自身実は夜にあまりなじみがなかった。

 

小学生の頃は、基本的に夜の8:30には寝て、朝に5:20に起きる。

そこから、5分後に父親のアラームが鳴り、アラームが鳴るあたりで家を出る。

 

基本的に、ここから7時過ぎくらいまで朝練をしていた。

この朝練が苦痛だった。

 

今となれば、いい思い出とは言えないけれど、これがなければ多分高校はおろか、小学生の頃ですら試合に出れてないかもしれない。

 

そんな教育もあって、僕が夜に起きることを許されていたのは大晦日のガキ使を見る時だった。

 

晦日は早めにそばを食べて、ガキ使が始まるくらいにはリビングで布団まで用意して、お菓子を食べながらみんなで見るという風習がある。

 

今でこそ若干弱まったが、いまだに続いているだけすごいものだと思う。

 

そういうこともあって、小学校も中学の修学旅行も、夜起きていいということに憧れしかなかった。

 

そう考えると、今の生活は堕落している。

 

寝る時間は大体2:00くらいになってしまってるし、起きる時間も、授業が始まったから8:00に無理やり起きるが、授業が無ければ10時に起きるなんてザラになってしまった。

 

そのせいか、お酒を飲んでもどうも寝れない。

夢を見ることも、一時期は頻繁に見ていたが、ここ最近全く見れていない。

というか覚えてないのだ。

 

大抵覚えているはずの夢も、何かによってかき消される。

 

そんなに堕落したのかと思ってしまった。

 

さて、話を夜の散歩に戻そう。

 

最近では、さらに大回りして帰るようになってしまった。

 

大体が、ラジコでオールナイトを聞いていたり、制作に詰まったときなんかは、好きな作品の曲を聴いてインスピレーションを沸かしたりしている。

 

だが、最近一つ気になることがでてきた。

 

夜中にスケボーをする若者が増えた。

それだけじゃなく、大声が響くようになった。

というか、今もなんか色々言ってるのだ。

 

スケボーは多分運動不足を補うためにやっているのだろうが、そこそこ音が響いて迷惑なのだ。

特にその場所が、最近開拓されている住宅街になっていて、いくら半分ほどできてなかったり、人がいないからってうるさくないか?と思う。

 

多分、スケボーしている若者は、間違いなくそんな思考は持っていないし、僕が直接言う権利もない。

直接的な実害は生まれてないから。

 

だが、騒音に関しては別だ。

部屋で作業していたらいやでも響いてくる。

 

この前なんて昼間に、同じマンションの住民が10分くらい三パターンくらいの悪口を連呼してて、多分夜の騒音に対して怒ってんだろうなと思っていた。

 

コロナの影響でこんなにも頭がやられてくるのかと思っていたら、無性に騒音を出してる人間に対してとてもむかついた。

 

高校とかは、野球というツールで勝負することができるから、ぶつかりたい衝動みたいなのは自然と解消されていた。

 

だが、今は家族以外の人とはほとんど話さないし、話してもチームメンバーと会議で話すくらい。

 

そう、今猛烈にぶつかりたい。

それも小手先でなんとかなるようなものじゃなく、体を動かしてぶつかりたい。

 

少し前までは、草野球で発散していたが、それもできなくなってしまった。

 

多分この時期、というか若いころにはこういった衝動が出るのかなと勝手に思っている。

 

よく性欲は10代から20代前半までで、そこからは落ち着くなんて耳にするけど、多分それと同じことなのかなと思う。

 

きっと尖った考え方も、年齢を重ねるごとにどんどん丸くなってきて、最終的に何も言わなくなるだろう。

 

ただただそんな気がする。

 

今、夜はいろんなものを見せてくれる。

 

脚本が進むのは基本夜だし、いろんな思いをさせてくるのは夜だ。

昼はそれを作り出すいわば食材。

 

そんな夜に魅せられて、今日もよふかしをしようとしている。

 

次は、その散歩中に思い出したことでも書き残せればと思う。

 

 

 

りっと。

朝焼け。

先日、ふと気になった本をAmazonで注文した。

「ナナメの夕暮れ」というオードリー若林さんの書いたエッセイ本だ。

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オールナイトも頻繁にでもないけど、聴いてるし、僕の尊敬するCreepyNutsもオードリーや、山里亮太さんと若林さんのユニット「たりないふたり」に少なからず影響されているはずだ。

 

多分僕も”そっち側”、間違いなく”そっち側”の人間だ。

 

”そっち側”というのは、俗によるコンプレックスの塊。

というか、多分単純にクソ野郎のこと。

 

今まで成功したとは言えない、むしろ消したい記憶が山ほどある。

そんな僕が、この本は多分僕と同じ思いが詰まってると無意識に感じ取れた。

 

読み始めてからものの2時間ほどである。

2時間で読破した。

中身もクスッと笑えるようなものもあれば、そんな話があるのかと思うものもあった。

 

ただ、それよりも共感が圧倒的多数の割合だった。

 

少し話は変わるが、先日Twitterを辞めた。

辞めたと言っても一時的に更新を止めているだけで、気が向けばそのうち戻るとは思う。

もしかすると勘違いしている人もいると思うので弁明しておくが、映画のネタバレツイートを見たからログアウトしたわけではない。

 

確かに最後のツイートはそうなっているけど。

 

元々、いつかあのアカウントを更新するのを止めようと思っていた。

 

簡単な話で、単純に疲れたのだ。

SNS疲れ。

嫌でも流れてくる政権批判やコロナウイルス対策批判。

見たくもない炎上に対する批判。

 

全部くだらないし、面白くない。

 

別に自分の意見を発信するなとか、Twitterは自由なはずだろ!とかそういうことを言いたいんじゃない。

単純に、もうそういうツイートを見て、自分に負荷をかけたくないのだ。

 

いつの間にか、自分の中で蓄積されて、それが重荷になっている。

そんな気がしたのだ。

 

というか、たかがTwitterに僕の行動する力を奪われたくなかった。

これだけ聞くと、SNSを言い訳にしているように思えるかもしれない。

 

ただ実際それが現実なのだ。

 

いいね!はやっぱり付けられたいし、リプだって飛んでくるのは嬉しいものだと思う(返信する気力はどうもないのだけど)。

 

ただ、空リプで何か言ってるのを見ると、自意識過剰だが全て僕に言ってると思ってるし、女の子が固まって話してて笑っていると、俺笑われてるって思ってしまう。

 

気にしすぎをこじらせた自意識過剰なのだが、これが結果的にTwitterにひどく反映されているわけだ。

 

じゃなきゃ、わざわざ寝れないからって深夜に部屋の電気もつけないで、酒を飲みながらブログなんて更新していない。

 

過去に二度、自分の過去とか弱さを書いたような記事があったが、もはやあれは氷山の一角にすぎない。

これはあくまでも僕の考えだが、人間は誰しも演技をしているものだ。

 

例えば、営業の仕事なら商談。

例えば、部活動ならアピール。

例えば、コミュニケーションなら、上辺を見せる。

 

今までずっと演技をして生きてきた。

自分を見せるのは怖いから。

 

自分の弱さを見せるのはダサいから。

 

弱いってモテないから。

 

少しでもいい人に思われたいから。

 

全て当然のことなのだと僕は思う。

 

最近こういった脚本を書く機会があった。

その脚本は、自分自身のために自分を別のキャラクターに仕立てて描いた。

 

だが現実は甘くない。

どんなにいい人ぶっても彼女はできないし、LINEなんて待ってても一部の友達とか先生だけだし、実際女の子なんてここ数か月話してすらない。

 

バイトでは一丁前に役職の立場だけど、実際は悪口なんて横行し放題である。

出勤しても、結局は指示にも従わない人間ばかり。

僕のカリスマ性の無さなのか、ただ嫌われてるだけなのか、それはわからないけれど、結局のところ、行きついた結論は演技しないよりかは演技するほうがマシなのだ。

 

演技しなくて済むのは、多分ずっと光ってる奴。

 

まだ20なのにと言われるかもしれないが、間違いない、。

僕は多分自分では光ることができない。

 

どんなに頑張っても凄い奴はいるし、どんなに追いかけても届かないものは届かない。

上手くいっても、光ってる奴の周りにいて光らされれるだけか、光ってる奴を陰から見つめることが多分僕の人生だ。

 

よく考えれば、これはかなり昔からこの傾向はあったのではと思う。

 

どんなに頑張っても届かない実力の持ち主はいたし、どんなに耐えても叶わないものは叶わない。

 

だから、多分社会人野球も辞めたのだと思う。

 

最近になって、時間を空ければまたやれたんじゃないかと思うことがある。

 

多分結果は同じ事だ。

どうせイップスになって辞める。

最近また投げれるようになって調子こいてるだけだ。

 

あーあ馬鹿らし。

 

でも、そんな僕でも、こんなクソみたいな社会不適合者でも、主演にはなれなくとも、助演ならなんとかなるんじゃないかと思える。

 

だからますは、弱さを。

今までよりも弱さを出して、ちゃんと認めたい。

これからも間違いなく演技は続ける。

生きていくうえで、演技が上手ければ得をするからだ。

 

だがその中で、自分の本心だけは殺してはいけない。

これは若林さんも本の中で語っていたことだが、そういう感情(本心)をそっと財布にしまっておく。

 

いつか僕にも、その引き出しが武器になるときが来るはずだ。

 

いや、もしかすると自然とそれはやっていたことかもしれない。

だが、僕がこの引き出しを使う機会は既に決まっている。

 

世の中には僕と同じようなクソ人間が腐るほどいるはずだ。

中心にいたいけどいれなくて、中心にいる奴を羨んで。

 

そんな人間に届くようなモノを創りたい。

今は、というか今後もそう思い続けるはずだ。

だからこそ、ちゃんとここに書いておこうと思う。

僕はずっと斜に構えて生きてきた。

多分これからも、ひねくれてるなと言われると思う。

だがそれでいい。

なんかそのほうが、僕自身で在れる気がするから。

 

僕の場合、ナナメの夕暮れよりも、今ようやくスタート地点に立てた気がするな。

じゃあ朝焼けになるのか。

 

多分今から日が昇って、日が沈むころにはまた違ったモノが見えてくるのだろう。

 

それまでは、ゆっくりと歩いて夕暮れに向かおうと思う。

 

 

 

りっと。

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少し昔の話。

りっとの部屋4月号です。

2月頃に、なんかコロナ下手すりゃやべーぞってなり、3月には自粛要請が出され、4月には緊急事態宣言で完全自粛が求められる。

日常の移り変わりとは早いものです。

 

気が付けば、かれこれ約一か月は映画館に行ってないことになります。

 

専門学生一回生の夏から、月に3回は絶対に映画館に行ってて、今年に至っては既に20ほど行ってました。

 

映画館に行かなくなってからと言うものの、映画館で使ってたお金がドサッと無くなったので、こんなに給料ってあったのかと実感しました。

 

加えて、プロ野球も、各種イベントもなくなったので、遠征費がまるごと浮いたのもデカいです。

 

今までやってこなかったアプリ内課金とか、ちょくちょく新作ゲームとか資料とか、そういうのが普通に買えることに対して、ちょっとした喜びを感じております。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今日は久しぶりに少し真面目テイスト強めでいきます。

 

テーマは”日常”で、僕の高校時代に行ったとある活動をメインに書いていこうかと思います。

  • ・ザクっと自分の過去を振り返る
  • ・きっかけは東日本大震災
  • ・親善交流を通じて

 

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告知やら報告やら。

ブログ書くんだ!って思えれば書けるんですけどそこまで腰が上がりきらない人です。

今回は簡潔に告知とか報告になります。

 

①えいがのえじきvol.4発売開始!

映画チア部京都支部にて発行している季刊誌「えいがのえじき」のvol4が完成・及び販売開始されました。

 

映画チア部とはなんぞやって方は、こちら

ABOUT | 映画チア部京都支部

 

今回は私りっとも一部記事を書かせていただきました。

めっちゃ端くれの分際で申し訳ないのですが、ゲーム制作をしている一人間として、僕の制作には欠かせない映画という存在を書かせていただきました。

 

結構書き方自体は、小島秀夫監督の「創造する遺伝子」を参考に書かせていただいて、僕にとってこの映画はこういう影響をもたらした!

みんな見てくれ!って感じのことを書いてます。

 

取り上げた作品は僕が映画の世界に足を踏み入れることになった上田慎一郎監督作品である、「恋する小説家」を題材にしました。

 

普段のブログでは書かない文量で、かなり真面目に書いています。

 

技術的なことは一切書いてないのですが、こういうことを考える学生もいるんだなってのがなんと300円です。

 

300円で映画好きの学生の小冊子が買えちゃいます。

 

しかも今回、映画館にまつわるアンケートなんかも行っています。

 

映画館に行ったら食べるフードは?

 

映画館に行かない理由って?

 

そんなこともあったり、占いなんかもあります。

 

これは買うしかない!!!!!!(無理やり)

 

購入可能場所は、

 

・元町映画館

京都みなみ会館

恵文社

・六月の水曜日

(敬称略)

 

また場所によってはバックナンバーもあるためこちらも是非。

 

 

 

 

②MOOSIC LAB2019と執筆

・MOOSIC LAB

 こちらの審査に僕も参加しました。

映画を審査するって人生で初めてなわけですが、これが本当に楽しかった。

 

僕のイチ押しは短編作品の「蝸牛」と「ビート・パー・MIZU」という作品。

 

特に後者は石川瑠華さんがほんと可愛いのです。

 

イソップの思うツボでいいなって思った僕が、平気で鼻血出せるレベルで可愛いのです。

 

いやほんと毎日拝めるレベルですぜ・・・。

 

 

他にも面白い作品が盛りだくさんなので劇場で観ましょう!

僕も大阪と元町で観るのですよ。

 

・執筆手伝い

 こちらにチア部としてお手伝いさせていただきました。

こちらは内容クローズ。

 

興味のある方はぜひ書店にて。

③KCG AWARD 2020 佳作入選

また後日ブログに出す予定ですが、「バベルの塔 魂の在り方」というゲームを制作しました。

 

何もかも初が詰まりに詰まったこの作品。

 

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バベルの塔スタート画面

デジタルとアナログを融合させた2Dホラーアドベンチャーとなっています。

 

今回、学内の発表会で佳作に選んでいただきました。

 

嬉しいと同時にめちゃめちゃ悔しいです。

 

AWARDにも出席しましたが、あそこで表彰されたかったなと思いました。

 

この借りは次のコンテストや賞のかかった場面で取り返します。

 

実は生配信がありまして、こちらでチラっと紹介させていただいております。

https://www.youtube.com/watch?v=2DqyY4YsUEM&t=9732s

 

よろしければ。

 

 

りっと。

そうだ、僕らは夢を作るんだった。の巻。

お久しぶりです。

このブログもとうとう1か月に1回のペースでの投稿が常になってきました。

 

前回が新年の挨拶だったわけですが、今日に至るまでに密度の濃い日々を過ごして居ました。

新年早々、ゲームコンテストに出品するのに追われ、いつの間にか成人(偽)して、学校の展覧会的なものに出すためにブラッシュアップしてとかしてたら2月になっていました。

 

やばくないですか。

 

もう2か月終わるんですよ?

 

僕なんてあと10か月もしたら就活な訳で、本当に大丈夫なのかって不安に駆られる毎日です。

 

生き急いでるわけじゃないんですけどね。

 

どれだけ時間がっても足りないというか。

 

そんな状況でも1月は一日1本のペースで映画は観ましたし、2月は諸事情により結構遅れ気味です。

いやー、年間400本大丈夫なのかこれ。

 

とはいえ、今年で有名どころの映画は抑えきりたい(君の名はとか世間の流行には意地でも乗らないって決め込んでまだ見てないし)ので、ハイペースで鑑賞しなければ。

 

とか言ってたら、次は5月末までにまた色々作って、それが終わってもゲーム制作って終わらなくて、そうこうしてたらまたゲーム以外のプロジェクトが動くわけです。

 

ひえーーーー大変ですね。

 

そんな僕ですが、先ほども言った通りまた短期間で作ります。

このタイミングで観れてよかったと思えた映画があるのでそのことを。。。

 

前田建設ファンタジー営業部

基本的に僕の周りってすごい映画館に囲まれているんですよね。

学校の近くには徒歩圏内でも2か所あるし、少し行けば出町座も、MOVIXも、京都シネマもあるし、定期圏内にはイオンシネマとかもあるし。

 

で、タイミングがあったので”前田建設ファンタジー営業部”という映画を観に行ったのです。

 

またこれが良いんですよ。。。

 

話の筋としては、建築会社の広報部が、マジンガーZの光子力研究所の弓教授から、格納庫建設の依頼を受けたという体で、真面目に掘削とか見積もりまでをガチでやるってお話です。

 

もはや演技力がどうとかじゃなくて、コメディと青春に全振りした映画なんですよね。

そして出てくる人が全員憎めない。

 

そもそも実話らしく、未だにファンタジー営業部というのは実在しているようです。

ネットでもこのまま調べると引っかかるし。

 

岸井ゆきのさんが本当に可愛いのです。

観た人なら分かる”宇宙”に行きそうになるシーンとか超やばいのです。

 

あれで可愛くないって言ってる人は、僕が全力で右足だけ1日1回躓く呪いをかけます。

 

でも、僕が思うにこの映画、

 

”クリエイター必見映画”なのではと思っています。

 

そもそもこの映画、端的に言えばアホなのです。

ええ、アホですとも。

 

だって上でも言ってますが、依頼を受けたという体で進めていくので、実際には作りません。

広報の一部として、Web連載で進めていくだけなので、まあ平たく言えば”無駄”なわけです。

 

ただこの無駄なことに馬鹿真面目に全員がどんどん一丸になっていくんですよね。

 

全てはマジンガーZファンのため。

 

お客様ファーストに考え、且つ面白くなるように全力で創意工夫していく。

 

これ、一種のクリエイターです。

 

何よりも、途中に子供がマジンガーZを観ている描写があるのですが、これがまたいいのです。

 

意外と考えてこなかったけど、僕らはクリエイターに夢のような世界を見せられ、育ってきた。

 

当然色んな想いを持ってクリエイターを志す人、クリエイターの人も多いと思います。

 

ただ、全ては最終的にここに行きつくんだなって感じることができます。

 

自分が納得するのではなく、受け手を裏切らず、心の中に植え付けることができるか。

 

何かを作る人はカッコいい。

 

これは昔から僕の中で変わることのない軸です。

 

だからこそ憧れてクリエイターになろうと思ったし、表現者になろうと思った。

 

自分が夢を与える側になりたかったから。

 

 

自分がクリエイターに生かされて、夢を見させてもらったから。

 

 

忘れてはいけない、大切なものを大型制作の前に確認出来て良かったなと思います。

 

前田建設ファンタジー営業部、是非。

 

・映画公式サイト

映画『前田建設ファンタジー営業部』公式サイト

前田建設株式会社ファンタジー営業部

前田建設ファンタジー営業部

 

 

 

りっと。