りっとの部屋

映画とか、日常とか、ゲーム開発とかを綴ります。

掌を空に翳し、目を細めてきた青春の日々よ。

お久しぶりです。
なんだかんだ更新するのは1年以上振りかと思います。

 

皆様お元気でしょうか。
僕のTwitterを古くから知る人、
もっと言えば「カメ止め」旋風から知る人なんかは、
僕のことをもう泡沫の空へと消えたなんて思う方もいるんじゃないかなって思います。

 

最近は、
というか最新の更新あたりまではエッセイ調が多かったので、
話し言葉というか、自分の喋りのように書くことが本当に久しぶりだなって。

 

そして、新年になりました。
今年は2023年のようです。
ということは、今年で23歳ですね。早生まれなので実質24歳ですけど。

 

昨年は、何してたんだっけ?というくらい、あっという間に過ぎた気がします。
多分今後も言い続けるんでしょうけど。

 

去年は、学校を卒業しました。
卒業するまで僕は無冠でしたね。
今となっては、懐かしい思い出だなって思います。
学生時代は、随分自由にやらせてもらったなって思います。
今思うと、まあ多方面に迷惑かけてたなぁと。

 

だからこそ、今に繋がってるのかなって思うこともしばしばあるんですけど(. .)

本当にあの頃に支えてくださった先生方や、関係者の方々ありがとうございました。


4月からは社会人として、都内のゲーム会社に就職しました。
何故か今も関西にいるんですけど、ここは一旦置いておきます。

 


さて、昨年の12月には「極道系Vチューバー達磨」が公開されました。
僕はVTuber部分だったり、ゲーム監修として参加させていただきました。

上映していただいた、cinemaKOBEさん・シアターセブンさん本当にありがとうございました。

クリスマスイブから始まった、シアターセブンさんの上映では、
1日を除き全日程舞台挨拶に登壇させていただきました。
予定がないところに関しても、登壇させていただきました…!

 

職業柄、中々生の反応を間近で見る機会ってなくて、
映画館で感想を伝えてくれることがなんというか新鮮な気持ちだったんですよね。
それこそ、全日程MCとして立っていて、
内心役者でもなければ、監督でもない僕がここまで出るのもどうなのかなぁって思うこともしばしばありました。

でも、その度に、お客様から普段は司会業でもしているのかだったり、喋りが上手すぎるなど、本当に心温まる言葉を頂戴することが多く、本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。

僕自身、100点満点の舞台挨拶って、僕の中では無くて、もっと会話広げたかったなとか、もっとこの人に回してあげたいとか、もっと裏話多くしたいけどバランスがなとか、実は舞台上で色々考えてました。

毎回どういうプランで行こうかなとか考えるんですけど、
結局、その場任せで回すしかないなってなっちゃって、
結果として、ああいう形の舞台挨拶になりました。

それこそ、たまにいじり過ぎたなとか、
お前は芸人か!っていうくらい考えてました。

 

でも、結構僕の中で、いつか舞台挨拶やりたいなっていう夢があったんですよね。
それはやっぱり、学生の頃に散々追いかけてきた映画がそうでしたし、
何より、全日程立とうと決めたのも、
カメ止め時代の曽我さんを見てきたからこそだったんですよね。

観ている側だった僕は凄く嬉しかったし、
舞台挨拶って、映画に対する付加価値が生まれるって思ってるんですよね。
時期的にも年末で、忙しい中時間を作ってきてくれてる人達に、
少しでも何か残ればいいなって思っていました。

観に来てくれた方々、何か残りましたかね?(笑)

それこそ、
役者でもない僕がサインを書かせていただけるのも、
なんか色々と感慨深いなぁと思ってました。

劇場にも、自分の書いたポスターが飾られていて、
数年前の僕が見たら、きっと信じられないだろうなって思います。


当然、ここに来るまでは色々な事がありました。

それは、この作品のことに限らず、
僕自身のことでも本当に多くの出来事と歩いてきたと思います。
沢山の人と出会って、別れて、
過去の自分が嫌っていたものを身に着けてきました。

あの尖っていた高校時代、
あのしんどい思いした中学時代、
あの上手くいかなかった専門学生時代、
あのイップスになった社会人野球時代、

その時々の僕が、今の僕を見てどう思うのか分からないけど、
少なくとも、お前らのお陰で、こんなにいい景色を見ることができた。
お前らが頑張って転んで、道を舗装してくれたから、
ただ起き上がって歩くことができたと、そう思っています。

時には、別作品の制作中に、発作のように死にたくなったり、
逃げたくなるし、
立ち直られへんようなこともありました。

でも、それでもやっぱり踏ん張って立ち上がることができたのは、
いつか、違う景色を見られると、信じていたからかなと、僕はそう思います。

今回の映画で、涙を流していた人は、
きっと、僕らと似たような境遇やったり、
或いは、大きな壁があって、立ち上がれなかったり、
起き上がりたくなかったり、
もしかすると、自分にはもう無理だと思って、
年齢や環境のせいにして、ここらへんでいいと感じている人なんじゃないかって思います。

 

いや、まだできるやろ。
そんなもんじゃない。まだ立ち上がれるやろと、僕は今もそう思ってます。

他人の目は気になるし、
しんどいことだらけだけど、
でも、違う景色を見て、
ここまで来たぞって叫べるように、
またここから、舞台挨拶で頭を下げたあの日から、
僕は進んで行ければいいなと思います。

 

楽しそうにしてる奴らを、
目を細めて見ていた僕が、

次は細められる側になることを願って、
肩肘張らず、やっていければいいなと思います。


極道系Vチューバー達磨、本当にありがとうございました。
また、何処かで。