電灯が照らす夜の雨は、なんだかエモくなるの巻。
10月後半、一年の終わりも近づいてきました。
8月は再起不能になり、そこから9月を経て、絶賛忙しさMAXなりっとです。
冒頭なのでどうでもいいことを書きますが、よく質問されることがありまして、
「りっとの正式名称は、”りっと”なのか”りっと。”なのか問題。」
正式には”りっと。”が正解です。
”。”に深い意味はないんですけど、そっちの方がなんかおしゃんてぃで、ちゃんとした名前っぽいからです。
ただ、コメントの時に”。”を入れると、バランスがとても悪くなるわけです。
ですので、従来通り”りっと”でお願いします。
正式な名前は”りっと。”になりますので、以後お見知りおきを!
ということで、今回のお話は”演出”にまつわるお話です。
演出を勉強し始めて約1年。
雨の降る夜に感じたことを書いていきます。
1、映画
そもそもこいつがなかったら今の自分はありません。
もっと厳密に言うと「カメラを止めるな!」あたりがないとのめり込んでなかったと思います。
それは当然映画館に行く機会すらありませんでしたし、今の演出を学ぶきっかけにすらならなかったと思います。
このへんは割と過去記事で散々書いたので気になったら過去記事読んでください。
以前にも書いたような気もしますが、映画の見方が変わりました。
漠然とポップコーンを食べながらストーリーを堪能していたのが一年前でしたが、今は変ってきていて、それこそカメラワークの勉強のおかげで、これはこう表現したいのかとか考えるようになりました。
結構ストーリーを紐解く上で、カメラワークって重要になります。
受け手側は結局音を抜くと、映像からしか情報は入ってこないわけで、その情報はカメラを通じて発信されている訳なのでカメラワークマジ超重要です。
だからこそ、「え?なんでこう撮ったんだろう。」とか「自分ならこう撮りたい」とか考えるようになりました。
それこそ、カメラに映る意味のないようなカット割りも、このキャラクターの心情とか位置づけの為に必須だって考えたら、自分は本当にこの映画を楽しめたのか?っていう気にすらなりました。
大半の人が、同じ映画を何度も見るのはおかしいとか言ってきました。
至極当然の話だと思います。
ただ僕の場合、劇場での体験は1回切りしかなく、初めの1回で普通に満喫してしまうと、分析できないわけです。
いや当然勿論ストーリーも映画本編も普通に楽しみながら見るのは当然ですけどね!?
だからこそ、何度も見て分析して、それを自分のスキルとして持ち帰る訳です。
色んな作品を見ることはとても大切なことですし、僕ももっと色んな作品に触れたいとも思っているけれど、幾分時間がない。
しかも1回目に普通に楽しまずに、そういうところも考えてしまって、さっきのセリフなんだっけ?って思うこともあるので、もし僕と同じようなことをしようとしている人がいるなら要注意です。。。
ただやってみると、結構楽しめるので映画好きの方はやってみてください~
自分なりに考察考えたりするのも、映画の一つの楽しみ方だと思います!
2、舞台
僕自身、舞台にはめっちゃ疎いんですよね。
今までも、結局学校行事の舞台公演とかしか見てきませんでしたし。
やった経験も文化祭とか、それこそ高校の卒業前の発表会で結構ガチ目の舞台をやったくらいですかね。
今年くらいから縁あって劇団乱れ桜さんの舞台を拝見しています。
過去にはそれで記事にもしました。
これも演出の事について、自分なりの意見とかを書いたんですけど、役者とか制作の人からRTとか返信来るのが怖すぎて・・・w
言わば僕もアマチュアですからね、しかも学生だし、舞台を専攻してる訳でもないので、本当にDMとかで殺されるんじゃないかと思いました。
(もちろんそんなことはありません!)
で、今回観たのが本公演で、実は本公演を観るのは初めてだったんですよね。
だからこそ新鮮味があったというか、例えばオープニングとエンドロールにプロジェクターでムービーを投影していたり、横で生演奏していたりとか、映画にはこのライブ感持ってくるのは無理だし、舞台の強みだなぁと。
今回の「ニセモノたちの革命歌」の解釈は恐らく個々で分かれるでしょうし、これにどういうメッセージが感じ取られたかも人それぞれな気がします。
ただそれよりも今回の作品、どう考えてもライティングの演出が良かったと思います。
舞台作品をあまり鑑賞していないので何が普通なのかとかわかりませんが、いやこのライティングどっかで使えないかなぁって思いますね。
やっぱりライト的にはスポットライトで、ポイントライトだと弱いよなぁとか(UE4にいきなり話変わる奴)
役者の演技を引き立たせるのは、照明も大事だなってのを再認識するいい機会になりました。
舞台作品の鑑賞も勉強になりますし、生の演技を目の当たりにするので本当に引き込まれますね。
3、ゲーム作品
最近は3Dゲームが主流で、2Dゲームもなかなか数が減ってきました。
2Dドットの時代はほとんど終息したのではというほどです。
今の2Dも3D空間で2Dを作っているものが多いですし、子供の頃と変わったなぁと印象を受けます。
中でもオープンワールドで、映画っぽいゲームが本当に増えつつあるなって思います。
まあほとんどが海外製なんですけど・・・。
ただやっぱり「ライフイズストレンジ」と「デトロイト」は最高に面白かったですね。
両方ともバタフライエフェクトが関係しますし、選択することの重要性ってゲームでも日常生活でもあると思います。
そこを追及して、映画的に見せたっていうのは凄いですし憧れます。
映画好きの人がやっても面白く感じると思います。
デトロイトはQTEがメインなので、最初から最後まで焦って0%0%3%という驚異の結果をたたき出しました・・・w
結構ゲームの演出って、派手なエフェクトとかを想像すると思うんですけど、僕の場合は派手なエフェクトよりも、こういうシネマティックなゲームだとカメラワークもそうですし、ライティングが重要なんじゃないかなと思います。
実際、そういうカットシーンを作りたいと思っています。
いつのやつだったか、龍が如くで車から降りるカットシーンで音が流れるタイミングとか、そういうのもプレイヤーを引き込むと思うのです。
演出って本当に沼だなって思います。
4、さいごに
最近はよく電車内でも音楽をBGMに変えて、人や景色を見るようになりました。
人だと、その人の数時間前とかを勝手に想像したり、どういう境遇の人かを想像したり。
景色だと、「こういうエモいシーンあるよなぁ」とか思いながら漠然と眺めたり。」
これどっちにしろ変態ですね良くない。
でもたまにいます。
電車内とか、街中で「この人撮りたい」っていう人。
可愛いとかじゃなくて、オーラとか、雰囲気とか、説明しにくいですけど、その人に惹かれることがあります。
なんでなんですかね。
皆さんにはそういう経験ないですか?
とはいえ、僕はこういうことを考えていると、アイデアが生まれたりとかするので、やっぱり変態でもそういうのは大切だなって思います。
演出を追及するのは最高に楽しい。
そんなことを、映画を観て、舞台を鑑賞した大雨の夜、電灯が照らす雨を見て感じたのでした。
りっと。