りっとの部屋

映画とか、日常とか、ゲーム開発とかを綴ります。

キスシーンって本当に必要なのか?の巻。

先日のカメ止めの舞台に行ってきた話が好評でありがたい限りです。

大多数がTwitter経由ですが、拡散とかもあってまさか180名の方のアクセスが今週だけでありましたびっくり・・・。

まだ見てない、気になるって方はこちら↓

ritto-35.hatenablog.com

ritto-35.hatenablog.com

 

さてさて、今右足を負傷してて足を引きずってじゃないと歩けないんですよね。

靴下履いて靴履くのに痛すぎて5分かかりましたからね。

 

そんな中、天王寺へと向かいました。

外は外出を控えるアナウンスとかヘリコプターがわんさかって状況ですが。

 

目的がありまして、予定も空いたので劇団乱れ桜さんという劇団のトライアングルという舞台を見に行ってました。

 

これ前回のアソートボックス(だったはず)も行ったんですけど、

 

マジで面白いです

 

劇団とかって基本小中高の芸術鑑賞でしか見たことなかったんですけど、少し縁もあり行ってみました。

 

そしたらインディーズ映画を見たときのビビッて感じがあって今回も行ったんですよ。

 

またビビッと来ました。。。

 

今回はそのお話と、題の通りキスシーンって本当に必要なのか?ってことを圧倒的主観で綴ります。

 

※あくまで個人的主観です。

※題のテーマのみ見たい方は2まで行ってちょんまげ。

 

 

 

1、劇団乱れ桜さんの公演内容

正直、僕も乱れ桜さんの舞台は二回しか行ったことなくて、詳しいことは本当に書けないんですけど、とにかく何でもできるスーパー軍団だと思ってます(マジ)

 

で、今回のも前回のもパートが分かれてて3つに分かれていました。

今回は1パート30分x2だったような。。。

 

で、僕が見たのが本当のラスト!

最終日の最終公演を観たのです。

席数もほぼ満席・・・!

 

まずは前半コントパート。

前回もそうだったんですけど、構成としては、3分ほどの小コントと10分ほどのコントを順番に行っていきます。

 

これね、まじで休めないのよ。

 

小コントってのが、一人はずっと固定(主人公)で、もう一人(違う人)とミニコントするんですけど、ここでまず笑うのよ。

 

で、暗転するけど、間10秒くらい。

 

次に行くからもうテンポがめっちゃいい。

 

 

この通りです。

特に最後の天使と悪魔(タイトル違うかった気がする)

 

これ、どっからがアドリブになったのかわかんないけど、とにかく面白い。

 

カメ止め好きな人ならわかってくれそう。

ワンカット部分謎の違和感がもうおかしくて・・・でもそれをつなげてつなげてで最後にわーーーってなる感じ。

 

いや、ああいうの大好き。。。

 

で、3分間の休憩。

ここでコントから三島由紀夫に頭を切り替えないといけません。

 

次は三島由紀夫卒塔婆小町です。

僕自身、恥ずかしながらどういう話か分からなかったので、僕の解釈と、公式の解釈にずれが生じているかも。

 

どういう話か分からない人はこちらを・・・

三島由紀夫「卒塔婆小町」:戯曲解釈:演劇の世界:MAC

 

大体こんな感じでした。

メインで出てる詩人役の方と、老婆役の方のね、台詞の間髪が本当に緊迫感とか妙な空気とかってのが味わえて本当に面白かった。

音響は冒頭と、踊るシーンくらいですからね。。。

映画とは違った演出が学べて本当に良かったです。

 

2、ここが本題「キスシーン」は本当に必要?

今回取り上げたのは卒塔婆小町クライマックスシーン、肝の部分ですね。

そこで、踊って、そのあとに言うな!って下りがあるわけなんですけど、そこで抱きしめるシーンがあるんですね。

 

終わった後の会場でキスしてほしかったという声を聴いたので今回のテーマでござるね(お前も時代変わってる)

 

確かに絶妙な距離感なんですよ。

キスするのかしないのかみたいな。

抱きしめてて、こうもうちょいみたいなあの距離感。

 

そう、だからってのもあるかもしれない。

しかも女の子だったしね言ってたの。

だからわかる!!!

現代の女子はそれをドラマでも映画でも求めてるから。

 

これが仮に三島由紀夫の脚本ではないとして、美しいってのを言わせないための口封じにキスをするっていうのもあるかもしれない。

 

ただ、それだと残念ながら深草少将の話とつながらんのですね。

それに、あれはキスをしないあの絶妙な距離感だからこそ、そのあとの美しいと言ってしまったその後につながるわけで。。。

 

個人的にキスって男女に限らず、恋愛の形の最終系だと思っています。

映画てか特に邦画ですね。

それもシネコンでやってるようなやつ。

ああいうのって恋愛の完成形としてキスを持ってくることが大半なんですよね。

ただ、キスをしない恋愛ドラマとか映画って基本ないじゃないですか。

むしろ、無いほうが演出としては難しいけれど、僕は抱きしめだけで充分恋愛表現の意思って伝わると思うんです。

特に2時間くらいまでの作品ならなおさら。

ドラマとかなら話は別ですよ?

放送時間と期間が長いので、まとめるにはもってこいだと思います。

 

まとめると、何でもかんでもキスさせてしまうと、演出が簡単になるように思えます。

 

また、今回のだと、詩人はまた戻ってくる100年後になってもと、命と引き換えに美しいと満身創痍でどっか行きますが、残された老婆はどうなんだろう。

そこでキスを持ってくるよりも、ハグで止めとくのがベストだなぁてか、僕が演出ならそう考えました。

しかも、その前に手にライトを集中させてダンスなのに結ばれてるって思える描写もあるので、僕はこちらの方が好きです。

 

とにかく、最近のラブストーリーものは量産型ばかりで飽きがすごいです。

ストーリーが違うだけで大抵2通りのエンディングになりますからね。

あと、臭い台詞を言わせるとか、有名俳優を使いまわすとか。

その点、こういう小劇場で行われる劇団の方が数倍面白く見れます。

 

3、まとめ

まさか纏まりないまま終わってしまったやってしまった・・・。

もし最後まで読んだあなたなら、キスシーンは必要だと思いますか?

必要じゃないと思いますか?

この件は気が向けばもう一度しっかり纏めたいと思います。

僕は難易度が高くなっても、キスシーンのない恋愛表現を演出したいかな・・・w

映画とかだとカメラワークでそういう効果を出すことはできます。

そういうのもまた載せれたらいいかな。

とにかくみんな舞台見に行って!!!!

すんごい面白いよ!!!!

 

 

 

りっと。