りっとの部屋

映画とか、日常とか、ゲーム開発とかを綴ります。

カメ止めの舞台に行ってきた話(前編)

 

雨の日って傘持ってかないと行けないし、僕は高確率で靴がびちょびちょになって翌日履いていけないので本当に嫌いなものです。

余談なんですけど、小学生の頃雨が降ったら口開けて雨水飲むとかしませんでした?

美味くもなければ不味くもない。

ほんと雨って屋外の運動部以外に得なんてないと思います。

 

 

 

ここからが本題なのですが今回あまりにも長くなるので前後編に分けました。

※多分片方でも相当長くなるので注意です。

2以降ネタバレが含まれます。カメ止め未見の方は注意。

 

 

1、芦山浄水場とツアーについて

タイトルにもある通り、昨年話題になった映画「カメラを止めるな!」が撮影された廃墟である、「芦山浄水場」に行ってきました。

 

普段、一般には解放されていないこの芦山浄水場は映画やドラマの撮影などといったときにしか解放されません。

 

しかしそこらの人間が行けたのには理由があった訳で。

 

近畿日本ツーリスト関東さんがカメ止め廃墟ツアーと題し、少人数のツアーを組んでくれたというもの。

 

現在二回開催されており、両方とも参加したので今回はその二つをまとめたものになります。

 

ツアー概要としては、キャストや監督と一緒に廃墟に行き、撮影の裏側を体験したり、コメンタリー上映をするというもの。

 

ファンだけでなく、1回観ただけでも楽しめるスーパー激熱ツアーでございます。

 

値段は一回目が1万800円、二回目が2万4000円ほど。

 

 

2、浄水場編!

前置きが長いですが、一回目が2019年02月24日にツアーが決行されました。

 

この時の倍率は凄くて、開始30分で40人の枠が全て埋まり、サーバーダウンも起こす始末w

 

クリック戦争の勝者だけがこのツアーに行けるのです。。。

 

とはいえ、このツアーからすでに3か月余り経ってるので相当頭から詳しいことは飛んでます。

 

この一回目が冬の時期、且つ水戸駅集合でドタバタしたのを覚えています。

 

前日に大阪から東京まで移動して、確か聖地シネマロサでカメ止めと、新宿ksシネマで「日本製造」の舞台挨拶に行ってそのまま高速バスで移動だったかな。

 

勝田駅近くのカプセルに潜り込んでだったので相当金使ったはずです。

 

水戸駅に8:00集合とかで、そこからキャストと参加者は一緒のバスに乗り、大体20分ほどの芦山浄水場へ向かいます。

 

この時の参加者は40名と、キャストが日暮隆之役の濱津さんと、日暮真央役の真魚さん、そして監督の上田慎一郎監督でした。

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バスにはこんなポップが!

バスの中ではキャスト達の挨拶やこの日の昼食であるお弁当の話、なんかも交えられてラジオ感覚でテンポよく進みました。

 

そんなこんなでバスは停車・・・

 

 

 門をくぐって少し行くと、例の廃墟が!

 

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再現シーンをやりながら笑う方々

場所的にはワンカットシーンで車に乗り込むシーンですね。

ちなみに車が乗りこめるのはよくてここまで、ほかは通るには少し厳しそうです。

あと、この日は報道が3社~5社ほど入っていて、テレビとか、新聞とかいろいろ来てました。

 

僕も取材されてくっそ楽しかったです。

 

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アクション!

これがさっきの車のやつですね。

ここで止まってシャッタータイム。

 

 

さらにはみんなで。

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そのまま次は中へと入っていきます。

と、その前にドアの前ではこんなシーンもありましたね。

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ワンカットの裏側の例のシーン

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こういうのはキャスト、監督の解説付きで行われるのですが、濱津さんも真魚さんも担当してないところもやったりするから台詞があやふやだったりするのですw

これもカメ止めらしいですね。

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例の脱糞事件からそのままメイクさせられる温見さん(真魚

舞台裏のワンシーンで、録音ゾンビ役の山越さんが我慢できずにここでしてしまうシーン。

撮影時はここに演出で花があったり、もっと草が生えていたのですが、2月はほぼない状態。

これ撮影2月だったら山越さん死んでたな・・・w

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ワンカット部分の冒頭。

中に入った後ですね。

写真はありませんが、ここの階段本当に急なんですよ。

録音ゾンビが入ってきてアクション!ってなるシーンの前に本当のカメラマンである曽根さんが階段を下って登ってってしながら撮影してるんですけど、はっきり言って危険すぎます。

あと、このへんから台詞が怪しくなってきましたw

それと、ここでは参加者が実際にヒロインになって濱津さんの迫真の濱津汁演技を体験できました。

確か2人くらいやった気がしますが、そのうちの1人が僕でした

 

 

この時濱津汁は飛んでこなかったんですけど、失礼ながらめっちゃ笑いこらえるのに必死でした・・・w

 

遊園地のアトラクションを体験する楽しさがあるんですよね。

 

ちなみにこれ、僕を除けば撮影は上田監督、脚本もカメ止めまんまなので上田監督、濱津さんはアカデミー男優、で真魚さんの布陣なので二度とないのではなかろうか。。。

 

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秋山ゆずきさんからヒロインの座を奪い取った真魚さん

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第二幕のしゅはまさんがメイク役として出る日暮親子のシーン再現


ここまで来て文字数が少なくなった?と気づいたそこのあなた!

 

正解です。このへんは台詞が変に増えたりして詳しく覚えてないのです。

 

ただ全員が笑ってたと思われます。

 

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劇中では使われていない部屋。暗すぎて何も見えない。

このドアが確か上の画像の奥の方ですね。

本当は物置として浄水場時代は使われていたみたいな話を聞いたような聞かなかったような。

 

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ここね、表向きは浄水場なんだけど、裏ではある実験に使ってたんだって。のとこ。

問題のワンシーンです。

ここで誰もこのシーンに絡んでないので再現が全くできずにオリジナル展開を見せました。

内容が知りたい方はTwitterで#カメ止め水戸市ロケ地ツアーで検索すると、このときの映像やら写真がわんさか出てきます。

 

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映える上田監督。

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起こす側の人が寝てます。

外に出てきて今度は細田さんが泥酔で寝ちゃったやつですね。

この後ろにある建物は本物のトイレです。

ちゃんと便器も残ってますが、現在は使われておらず、仮設トイレが入り口付近にあります。

で、右側の小屋が映画中にでてくる「ソレ」の発生場所です。

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案の定ヒロインになる魚の人

小屋の中は本当に劇中まんま。

汚い、散乱、埃っぽい。最高ですね。

きれいな写真は後編にあるはずですので、、、

 

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アクション!

この階段を上って屋上へと向かいます。

ただこれほんとに怖い。

錆も凄いし、雨降ったら滑るし、急だし。

建築法とか大丈夫だったのかな・・・。

 

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ここはなんだっけ、、、多分あれです、中のゾンビメイクをしてた場所とつながってたはず。

 

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屋上は意外と高い。

ここからは屋上組と地下通路組に分かれます。

屋上組はこんな感じでキャーの部分の再現とか、ポンの再現とか、別の組では簡易組体操も再現したそうで。

 

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青空と斧を持つ真魚

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one cut of the deadのラストシーン

見ればわかるけど、マジで高いのです。

後編にも載せますけど、屋上に入れたのはこれが最初で最後。

水戸市から立ち入り禁止を言い渡されたそうですw

まぁ確かに危なすぎる。

本当に一歩間違えれば落ちるからなぁ。。。

 

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ベストショット。

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地下通路側から見た廃墟。

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地下通路の入り口

中は貯水になっていて注意として物を落とすと捜索不可能だから何があっても落とすな!と。

しかも真っ暗だからみんな携帯をライト代わりにしてました。

また本来であればゾンビがでてきた奥のドアは開かなくなってしまいました。

 

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そんなこんなで浄水場終了!

このあと、浄水場内でフクロクジュという居酒屋さんの特製弁当をいただきました。

画像は後編に!

このフクロクジュさんは撮影時に通っていた居酒屋さんだそうで。。。

ちなみに焼きそばが美味いらしい(真魚さん、ゆずきさん談)

 

このままバスに乗り映像資料センターの方へと向かいます。

3、コメンタリー上映編

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偕楽園ユースホステル。この駐車場で組体操の練習をした。

その映像資料センターの前にあるのが撮影時の宿泊施設であり、ラストシーンの組体操を練習した場所であるところ。

あと、濱津さんがいろいろとやらかしたところでもありますね。

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笑う濱津さんと、何かを見据える真魚さん。


そしてそのまま徒歩で移動。

ここからはコメンタリー上映です!

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音は小さめで解説なんかも交えながらいろいろと話を進めていく。

何故か濱津さんの恋愛事情にも・・・w

また途中で上田監督は東京へと帰られました。

確か東スポだったか、何かの授賞式で。

 

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最後はサイン会や写真撮影なんかも。


と、こんな感じで後は水戸駅までみんなで行って解散!

ばっちりとお見送りまでやってくれました。

僕はそのまま茨城空港まで移動してスカイマークで大阪まで。

 

濃密な二日間でした。

 

4、感想

さて今回のかかった総額が、大体3万くらいだった気がします。

舞台挨拶2つに、ロケ地巡りですからね。

万々歳です。

しかもツアーが1万ってのにもおどろきもものきです。

個人的には少人数で比較的時間がある状態で且つキャストとの距離も近かったのでかなり楽しました。

もし、第三回が実行されるようなら行ってみてくださいな。

ただし、次の後編の内容をちゃんと読んだ上で考えてくださいな。

 

りっと。