夢を追うこと。―満月の夜には思い出して―
すっごい突然なんですけど、たまにラジオ体操とか、よくわからないけど踊りたくなる時ありません?
あれなんですかね。
色々考えた結果導きだした答えが、
「たまにはアホになりたい」だったんですよねぇ・・・w
多分なんですけど、野球部が意味もなくシャドウピッチングしたりするのとかと変わんないと思うんですよね。
知らんけどね。
今回は映画「満月の夜には思い出して」を観た感想、そして例のごとくテーマに沿って書いていくのです。
今回のテーマは「夢を追うこと。」
んー、重いなw
ネタバレなしで語りますが、要所要所に台詞や背景などのネタバレが入る場合がありますので、ご了承ください。
そんじゃまいってみよーーーーー!!!!!
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たくさんの閲覧と、コメントありがとうございます。
1、「満月の夜には思い出して」の大まかな概要
MOOSIC LAB2018長編部門の上映作品で、川北ゆめき監督と大槻美奈さんがタッグを組んで生み出された青春映画。
池袋シネマロサと京都出町座にて2019年に上映。
映画研究部の三人(襟加・萌花・祐介)は、学生生活残り僅か。
その中の一人である萌花が次第にズレを感じ始め、居場所を失っていき・・・。
うん、あらすじがとても短い。
説明しにくいのよね。以前ネタバレの件でやらかしたので境目がわからなくなってきたのさ。
まぁfilmarksとかにも評価とかレビュー転がってるのでそっち観ると早かったりするかもね。
2、「夢を追うこと。」とは
今回は短めに纏めたいので早速本題です。
ここから先ネタバレの可能性ありです。
大丈夫な方のみこの先へどうぞ。
劇中に、萌花が居場所を失っていき、襟加に対して何故映画を撮るのかと聞くシーンがあるのです。
で、襟加は映画を撮る為に生まれてきたと答えます。
その前のシーンでは萌花のバイト先の店長が襟加の事を
「いるよねそういうヤツ。」
「自分は~する為に生まれてきたーって人。」
「それ聞くとさ、あ、こいつには勝てないなって思っちゃうよね。」
と萌花に言うのですね。
確かに皆さんもそう思ったことがあると思います。
物語の構造上、夢を見ることを諦めた萌花と、映画を撮る為に生まれ来た(夢を追う)襟加の対比があるわけで。
なんというか、今の人にすっごくあてはまると思うんですよね。
特に大学生なんてね。
だって今の大学生に何がやりたいの?
とか、
夢は?って聞いてみてください。
十中八九「んーわからない」って返されます。
でも当然なんだと思います。
現実を見ないと馬鹿にされるから。
夢を見て追いかけていると、そんなんじゃいい会社に行けないと言われるから。
家の恥だと言われるから(古いかな。)
ダサいとか、SNSに悪口を書かれるから。
だからやりたいことも、夢を追いかけるのも、昔に比べて減るのだと思うのです。
昔は野球選手とかサッカー選手とか、きれいなお嫁さん、モデル、歌手、絵を描く人、大統領、パイロット、パティシエ、お花屋さんとかいっぱいでてきたはずです。
今の自分に、何か夢、ありますか?
なんなら、追いかけてた夢ってありますか?
僕はありましたよ。
幼いころ、夢見たのは青色のユニフォームに身を包んで、埼玉のド田舎の屋根だけつけましたって球場で野球をすることでした。
現実、どんなに体罰を受けて頑張っても、社会人野球の落ちこぼれ止まりだったわけで。
自分的にはそれでもよくやったとは思ってますよ。
運動神経もいいわけじゃないし。
ただ、上記の通り、勝てない相手がいたんです。
そいつは小学生の頃同じチームで野球をしていて、あいつが1番、僕が2番で三遊間を守ったり、バッテリーを組むことがあったりとかそんな関係でした。
どんなにやっても勝てることは守備くらいだったんじゃないかと。
結果、そいつはプロの世界で1軍の試合に出たりしてます。
そんな僕の今の追いかけてる夢は?って聞かれるとありませんからね。
しいて言うなら、何らかの形で表舞台に立ってやるくらいでしょうか。
やりたいことも、なりたい職業も決まって勉強は続けている。
今のご時世ほんとやりにくいと思います。
何かあれば笑われるし、失敗は怖いし、さらし者にする風潮のあるこの国で、夢を追うことのリスクってデカすぎるんですよね。
でも、無駄に現実を見据えて、夢を追う人馬鹿にすると自分にもダメージがくるのです。
これは僕自身が体感したことでもあるのではっきり言えます。
だから、あきらめずに夢を追いましょう。
たとえそれが叶わなくても。
僕も野球を一線から退いた今でも、完全に燃え尽きることができて後悔はしてないですし。
それにあなたが頑張ることによって、ほかの誰かを動かしているのです。
いい感じに映画のラストにもってこれた。。。
劇中だと、襟加が萌花を動かしていますが、襟加も実はあの満月の夜に出会った音楽サークルの大槻に動かされていて、且つ襟加は大槻のことも動かしていた。
少し話はズレますが、だからあの音楽パートも襟加が変わるってところを見せる意味でも必要なのだと思うのですよ。(感じ方はそれぞれ!)
どっちが主人公かはわからなくなりましたし、もう少し襟加に寄ってほしいなとも思いましたが。。。
あ、話戻します。
言いたいことは、自分の「追う」ということが周りに対して影響を与えるのです。
僕には、襟加の「ここで、つながれたらな」ってセリフもこういうことなのかなって思いました(感じ方はそれぞれ!)
夢を追う人がどんどん増えて、周りに影響を与えて、そうして「つながって」いけたら、もっと面白くなると思うのです。
クリエイターなんて特にね。
だから、学生だから。とか、若くないから。とか、そんなこと言わずに。
そして、「居場所」を確保して、「夢を見て」、「夢を追いかけましょう」。
3、まとめと感想
てことで、川北監督の「満月の夜には思い出して」最高でした。
学生には見てほしいな。
もう日付変わりましたけど、これ書いてるのって七夕の夜だったんですよ。
満月じゃないけど。
あと、前回のブログ大反響でありがとうございます。
あそこで「縁」の話をしたんですけど、今回も「縁」に恵まれて、川北監督やキャストの方々、大槻美奈さんとも出会うことができて、なんなら花火までやっちゃいました。
そういえば長いですよね毎回僕のブログ。
どうなんですかね・・・。
前回のとかはマジで長いと思うんですけど、我ながら傑作ですのでよかったら見てみてね。
りっと。